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Channel: いづつやの文化記号
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ベルギーのアーティスト、フォロンって誰れ?

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愛知県美で来年1月に行われる‘クレー展’とコラボする展覧会があるというの
で、あてずっぽで一度足を運んだ名古屋市美のHPを開いてみた。すると
ギョッギョッとするチラシがでてきた。‘空想旅行案内人 ジャン=ミッシェ
ル・フォロン展’(1/11~3/23)。このフォロン(1934~2005)
という画家は一体誰れ? ベルギーを代表するアーティストと記されている
が、まったく知らない。

でも、チラシの表と裏に載っている作品はとても気になる。同じベルギー人
でシュルレアリスム絵画のマグリットに影響を受けていることがインプット
されると作品の特徴の手がかりをつかんだ気がするが、2度訪問したブリュ
ッセルの王立美の現代アートの展示室でこの画家の作品にお目にかかったと
いう記憶はない(ただし知らないと関心が薄くなるから、見れど見ずという
こともあるが)。そして、美術館のガイドブックにも載っていない。

30年ぶりに開催されるこの大回顧展はなんと東京ステーションギャラリー
で7/13~9/23にお披露目されていた!まったく情報が隠れていた。
ここ数年、この美術館とは相性がすごく良かっただけにこれを見逃したのは
悔やまれる。今年は訪問してないが、ほかの美術館巡りをしているときチラ
シが手に入らなかった。どこかに置いてあれば目にとまったと思うのだが。

チラシに大きく載っている子どものお絵描きのようなペタッとした‘月世界
旅行’をしばらくみていると、ひとりの日本の画家が思い浮かんだ。38歳の
若さで急逝した有元利夫の描く静謐な女性画。本物を無性にみたくなった。


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