2日前、BS日テレで放送された‘大人のヨーロッパ街歩き スペイン・トレド’(火曜日 夜7時)を楽しく見た。この旅番組はこれまでみたことなかったのだが、今年2月にみた大規模な‘エル・グレコ展’(東京都美 拙ブログ2/28)が強く印象に残っているので、TV番組雑誌で情報を得たとき‘見るマーク’をつけていた。
トレドは07年に訪問した。団体ツアーの場合、ガイドさんまかせのぞろぞろ歩きだから、有名なトレド大聖堂が街のどのあたりにあるのかよく頭にはいってない。とにかく、ガイドさんを見失わないように迷路のような石畳の道を歩いたという感じ。だから、番組のなかで案内役の2人の女性が紹介していた名所も見覚えのある場所は大聖堂とエスカレーターがあったところだけ。ほかの風景はまった記憶にとどまってない。
現在美術館になっているタベーラ施療院がでてきた。ここが所蔵するエル・グレコ(1541~1614)の‘聖アンナのいる聖家族’は1月の回顧展に出品されたので、敏感に反応する。中にある祭壇画はグレコの手によるもの。またトレドへ行く気になったら、ここは是非寄ってみたい。
女性が案内する旅番組はどうしても食べることが多くなる。07年と11年のとき食べたトルティージャ、これはじゃがいもをいっぱい使ったスペイン風オムレツ、なかなか美味しい。バールでもう一品食べていたのは豚肉のトマスソース煮込みのカルカムサス、これを食べたかはよく覚えていない。
11年スペインをまわったときはじめて胃袋のなかにいれたチュロス、女性たちはホットチョコレートにチュロスをつけて食べていた。ほかの番組でみたときもこんな風にぱくついていた。これは甘そうなので次回はこの食べ方でいきたい。
トレドをはじめて訪問した時お土産として買ったのが金属の装飾置物のダマスキナード、黒地に金の線を細かく埋め込んで模様をつくっているので見栄えがとてもいい。だから、つい買ってしまう。ところが、何年か経つと全体が錆びてきた。これには参った!