展覧会の訪問計画を立てるとき、まず優先的に選ぶのが贔屓の画家や陶芸家
であったり、お目にかかった作品は少ないがとても気になっているアーティ
ストの回顧展。来年も今年同様、出かけたくなる日本画家と洋画家のものが
‘芸術新潮 これだけは見ておきたい2025年美術展 ベスト25’(1月
増刊号)の情報によりインプットされた。
☆‘上村松園’ (3/29~6/1 大阪中之島美)
☆‘藤田嗣治×国吉康雄’ (6/14~8/17 兵庫県美)
☆‘高島野十郎展’ (7/18~9/28 千葉県美)
☆‘小出楢重展’ (9/13~11/24 大阪中之島美)
☆‘円山応挙’ (9/26~11/24 三井記念美)
ここ数年京都、大阪の美術館へ行く回数が以前のように増えてきたが、期待の
特別展を開催されてくれる美術館として注目しているのが京都では京都市京セ
ラ美と福田美、大阪では中之島美とあべのハルカス美。大阪中之島美は春に
生誕150年記念の‘上村松園展’、秋に大阪市出身の洋画家、小出楢重の25
年ぶりとなる回顧展を開催する。
2023年、東近美であった‘重要文化財の秘密’に巡り合い明治以降に生まれた
絵画、彫刻、やきもの、工芸の傑作と対面し‘国宝展’で味わうのと同じ‘最高の
瞬間’により感動袋がはちきれるほど膨れ上がった。重文に指定された作品を描
いた日本画家(20人)で回顧展にまだ縁がないのは平福百穂一人だけなのに
対して、洋画家については13人いるなかで回顧展に遭遇したのは高橋由一な
ど7人。小出楢重はみてないグループに入っているので、中之島美には足を運
びたい気持ちが強い。