チャーチの‘エクアドルの火山の眺め’(1857年 シカゴ美)
アメリカの美術館を巡る旅がまた実現したら、最高の瞬間が度々味わえそう
な絵がある。それはハドソンリバー派が描く壮大な風景画。これまで訪問し
た主要な美術館で大きな感動をもらった画家はコール(1801~1848)
、チャーチ(1826~1900)、ビーアスタット(1830~1902)
の3人。
美術館別の鑑賞記録は次のようになっている。
☆メトロポリタン美 コール(3点) チャーチ(3) ビーアスタット(4)
☆ワシントン国立美 コール(6) チャーチ(1) ビーアスタット(1)
☆コーコラン美 コール(2) チャーチ(2) ビーアスタット(2)
☆ボストン美 コール(2) ビーアスタット(3)
☆フィラデルフィア美 チャーチ(1)
アメリカの美術館では今年1月に名品が日本で公開されたウスター美でコー
ル1点、そして、2年前スコットランド国立美がやって来たときチャーチ1点
にも遭遇した。ヨーロッパを旅行してみたのはマドリードのティッセン・ボル
ネミッサ美だけでコール2点、チャーチ3点、ビーアスタット1点に運よく
お目にかかった。
さて、今後の目標であるが、2008年にシカゴ美を訪問したのにアメリカ絵
画が展示してある部屋が改修工事のためにみれなかった作品がまず頭にある。
コールの‘ナイアガラの滝の景観’とチャーチの‘エクアドルの火山の眺め’。とも
に鑑賞欲を強く刺激するので何としても絵の前に立ちたい。コールについては
メトロポリタンにある‘巨人の高杯’とオハイオ州のトレド美が所蔵する‘建築家
の夢’が気になってしょうがない。