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Channel: いづつやの文化記号
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国宝‘桃鳩図’ 根津美で12/1~3に展示!

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   徽宗の国宝‘桃鳩図’(北宋・1107年)

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   徽宗の‘猫図’(北宋・12世紀)

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   国宝‘孔雀明王像’(北宋・11世紀 仁和寺)

先週出かけた根津美の‘北宋書画精華’(11/3~12/3)に特別な中国
絵画が登場するので、その作品と展示期間をお伝えしたい。
☆国宝‘桃鳩図’   12/1~3
☆‘猫図’      11/28~11/30
☆国宝‘孔雀明王像’ 11/21~12/3

北宋展をみ終わったあと購入した図録をみてあっと驚いた。あの‘桃鳩図’が載
っている!ええー、どういうこと?手にもって展示室をまわったチラシにで
てないじゃない。それで出品リストをじっくりみてみると、会期の最後
12/1~3の3日間だけ展示されることになっている。今回の主役は李公麟
なので、徽宗はあまり目立たないように配慮したのかもしれない。

この‘桃鳩図‘にお目にかかったのは2014年の11月。三井記念美で開かれ
た‘東山御物展’に出品されてようやく思いの丈を叶えることができた。まさに
中国絵画で‘最高の瞬間!‘だった。2004年にあった‘南宋絵画ー才情雅致’
(根津美)にこの絵が出品されたが、展示期間がわずか5日と短かったため
広島から上京するタイミングがあわず展覧会はみたがこの絵とは縁がなかっ
た。残念な思いを長く引きずり、10年後ようやくリカバリーが実現した。
今回の展示はそれから9年経っている。

徽宗の絵はもう1点出品される。これも個人蔵の‘猫図’。展示は‘桃鳩図’の前の
3日間。まだみてない斑猫を優先したいところだが、桃鳩ももう一度見たい。
2014年にようやく本物に会えた‘孔雀明王像’(後期:11/21~12/3)
との組み合わせをどちらとするか、悩ましいことになった。


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