1億3900万ドルで落札された‘Femme a la Montre’
1億7930万ドルで落札された‘アルジェの女たち バージョン0’
美術品との関りが深くなると、有名なオークションで巨額の値がついた作品
のニュースが飛び込んでくると俄然エキサイトしてくる。競売大手のサザビ
ーズが8日開催したオークションでピカソの‘Femme a la Montre’が
1億3900万ドル(約209億7200万円)で落札されたとのこと。これ
は今年落札された美術品では世界最高額となった。
この絵は亡くなった慈善家のコレクションが所蔵していたものだが、ぱっと
みてとても惹かれる。手元にあるピカソの美術本や過去に手に入れた展覧会
図録には載ってないから衝撃を受けた。これほど色彩に力があるキュビスム
肖像画がまだあったのか!という感じ。この落札額は2015年、‘アルジェ
の女たち バージョン0’についた1億7930万ドル(当時の新聞記事によ
ると約215億円)に次ぐ高額落札というのも納得がいく。
この絵と‘アルジェの女’は誰の手に入ったのだろうか?名の知れた美術館の
所蔵になったら本物を見る機会が可能性としてはあるかもしれない。たとえ
ば、パリのポンピドーとかNYのMOMAなら期待できる。でも、超富裕層のコ
レクションにおさまったら永遠に縁はない。そうはいってもなにかも間違い
でピカソ展に出品されることを妄想して、My‘もっとみたいピカソ’にリスト
アップすることにした。
もう一点、みたくてみたくてしょうがない絵がある。‘夢’、所蔵しているのは
ガンツコレクション。2013年あるTV番組をみていたら‘高額絵画ベスト3’
というのがでてきた。それによると、
1位 セザンヌの‘カード遊びをする人たち’ 246億円
2位 ピカソの‘夢’ 153億円
3位 ポロックの‘N0.5 1948’ 138億円
この絵を夢でなく目が覚めているときにみたい。ミューズに祈り続けるつもり。