葛飾北斎の‘諸国瀧廻り 下野黒髪山きりふりの滝’(1833年頃 太田記念美)
本日、NHKで正午のニュースのあとに放送された‘にっぽん百低山’を見てい
たら茨城県にある‘袋田の滝’が登場した。今回は昨年12月に酒場詩人の
吉田類さんがゲストの女優と一緒に登った‘月居山’の再放送。見た覚えがあ
るが、名瀑の‘袋田の滝’の感動がもどってこないのでなにかルーチンの作業
をしながらぼやっとみていたのかもしれない。で、あらためてこの滝をいろ
んな角度からみるとどのカットもすばらしい景観で200%惹きこまれた。
出かける時期としてはやはり咲き誇る紅葉とのコラボにより生み出された
絶景がみれる秋がよさそう。
番組が終わったあと、たしか葛飾北斎(1760~1849)の‘諸国瀧廻
り’シリーズの8枚のなかにこの滝があったはずと思った。4段の袋田の滝
のフォルムが‘下野黒髪山きりふりの滝’と似ているため、これが袋田の滝と
むすびついた。しかし、この滝は描かれてなかった。当時は有名でなく
北斎の耳には入ってなかったのだろうか。
さて、袋田の滝観光の実行計画をたてるとなると人気の滝だから大混雑の
ことがまず頭をよぎる。クルマを茨城県の大子町まで走らせるのはしんどい
のでJRで乗り継いで水郡線袋田駅をめざし、そこからバスで滝まで行くの
が時間はかかるが最良の選択かもしれない。町の観光センターに混み具合と
東京駅からの所要時間を聞いてみるつもり。