ヤクルトのベテラン宮本慎也が昨日今季限りでの現役引退を表明した。今野球は大リーグが中心でセリーグもパリーグも試合をはじめから終わりまでみることはほとんどないので、宮本のプレーはしばらくみてない。
今年はこの守備の名手の出番はぐっと減り、チームはバレンタティンのホームランの数と新人の和製ライアン小川の投法が注目されるものの、敗戦が多くボロボロ状態。
いい選手が引退するときチームが弱いとなにか淋しい。昨年2000本安打を達成し一流打者の称号を手に入れた宮本もこういうチームの成績は残念だろう。セリーグは昨年同様チーム力の差がありすぎて、まったくおもしろくない。リーグをとりまく環境は危機的状態なのに無能なセリーグの球団経営者たちは何もしないのだから、いつもながら呆れてものが言えない。
19年間ヤクルト一筋で活躍した宮本はとてもいい選手。42歳までよくがんばった、拍手々!守備は堅実でバッターとしてもいいところでよく打った。渋いプレイヤーの典型みたいな男。野村監督のもとで3度日本一を経験したから恵まれた野球人生だったにちがいない。
これからはヤクルトの監督になるため、ネット裏から野球をみることになる。06~07年の2年間選手のまま監督をつとめた古田は自己中と人望の無さを露呈してヤクルトを追い出されたが、宮本は地味だがほかの選手とのコミュニケーションがうまくやれリーダーシップがあるから、いい指導者になれる可能性は十分ある。
これからノムさんからコーチの役割、監督の心得をいろいろ教わってチームのマネージャーとしての能力を学ぶといい。監督としてデビューするのは4年後くらいか。