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Channel: いづつやの文化記号
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ダルビッシュ、黒田の投球術は一級品!

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BSプレミアムでは昨日、映画‘グラディエーター’をやっていたが、本日の大リーグ中継はアカデミー賞クラスの良質の映画を2本みたような気分、惚れ惚れするような主役を演じたのはダルビッシュと黒田。

ダルビッシュが登板したレンジャーズとアストロズの試合は午前3時スタートだったので、ビデオに撮り朝食後にみた。ビデオ撮りのときは目が覚めるとPCで試合の結果をみて、勝っているときはみることにしている。ゲームの経過をみると2-1でレンジャーズの勝利。ダルビッシュの投球内容はまったくスゴイ。8回をヒット1本(ホームラン)、1失点、三振は自己最高の15。8回1アウトをとるまでノーヒットの抑えていた。

今日のダルビッシュは前回の登板と同様、ストレート、変化球を自在にコントロールしていた。鋭く曲がるスライダーにアストロズの打者はきりきりまい。おもしろいように三振の山が築かれていく。打者はストレートの場合、剛速球だったらバットにかすりもしないが、そこそこの速さだっから目がだんだん慣れてくるので、ストレートだけで三振をとるのは難しい。ダルビッシュが三振を沢山とれるのは変化球が一級品だから。

野茂のフォークでもダルビッシュのスライダーでも落差があり曲りの鋭い変化球は打者にとって相当やっかい。今大リーグNO.1のバッター、カブレラでもダルビッシュのスライダーは打てないだろう。ダルビッシュはこれで12勝目。防御率は2.64にあがり(アリーグ4位)、三振の数は207。後半戦の投球内容はどんどんよくなっており、この調子が続くと三振の数だけでなく防御率もトップに立つかもしれない。

レンジャーズは今勢いがあり6ゲーム差あったアスレチックスに追いつき、再び首位に返り咲いた。2チームのマッチレースはシーズン終盤まで続きそうで、どっちが地区優勝するかわらなくなった。レンジャーズのクルーズは予想通り禁止薬物問題で出場停止になったが、球団はその代役としてWソックスからリオスを獲得したので打撃陣への影響は軽減されそう。レンジャーズ優勝は投のダルビッシュ、打のベルトレイの活躍にかかっている。さて、どうなるか。

黒田はエンゼルス相手に8回を3ヒット0点に抑えたのに、9回に登場したリリーフ陣にあやうく勝ちを消されそうになった。2点のリードが1点差になり、2アウト満塁、ボールカウントは3-2までいき押し出し四球がありそうな感じになってきた。が、高めに投げた球をバッターが空振りしてくれゲームセット。黒田に11勝目がついた。防御率は2.33まであがり、マリナーズのヘルナンデスに次いで2位。

ダルビッシュ、黒田、ともに思わず拍手をしてしまうほどすばらしい投球だった。


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