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記号学者、作家、美の達人、いろいろな顔をもつイタリアのウンベルト・エーコが癌のため亡くなった。享年84、2,3日前、次に読むエーコの本はどれにしようかな思って数冊ぱらぱらめくっていた。虫が知らせたのかもしれない。残念でならないが、心からご冥福をお祈りしたい。合掌!
ショーン・コネリーが主演し大ヒットした映画‘薔薇の名前’でエーコに嵌って以来、エーコとは長くつきあっている。このブログを2004年の11月にはじめたときブログ名に‘文化記号’とつけたのもエーコの影響。これまで出版された記号論関連の学術的な本、小説はほとんど揃えているが、簡単には読めないので読破するのは長期戦、集中的に読む時間を決めて一冊々消化している。
これまでにでた小説は4冊、‘薔薇の名前’(1980年)、‘フーコーの振り子’(1988年)、‘前日島’(1994年)、‘バウドリーノ’(2000年)。今日の朝日の夕刊でわかったが、2010年に出版された‘プラハの墓地’は今月邦訳がでてくるとのこと。これはうれしいニュース。
エーコにはとてもユニークな芸術史の本が3冊ある。いずれも8000円もする秘蔵書的な本で、上質の紙が使われ掲載された美術品や資料も普通の美術本ではみれないものが多いのでわが家ではお宝本扱いにしている。最初にでたのが‘美の歴史’(2004年)、次が‘醜の歴史’(2007年)、そして3作目が‘芸術の蒐集’(2009年)
エーコとのつきあいはライフワーク、とりあえずはもうすぐ登場する‘プラハの墓地’に期待したい。