今年も拙ブログをよろしくお願いします。わが家の1年はここ10年展覧会の鑑賞計画づくり、TVの美術番組のカレンダー記入、そして大リーグの応援でまわっている。だから、これから行われる展覧会へ出かける段取りをきめることは生活のリズムをつくるうえで大切なルーティン。手元に入っている情報をもとに気になる展覧会をまとめてみた。
★西洋美術
フェルメールとレンブラント 1/14~3/31 森アーツセンター
ボッティチェリ展 1/16~4/3 東京都美
大原美展 1/20~4/4 国立新美
原田直次郎展 2/11~3/27 埼玉県近美
モランディ展 2/20~4/10 東京駅ギャラリー
カラヴァッジョ展 3/1~6/12 西洋美
黒田清輝展 3/23~5/5 東博
ルノワール展 4/27~8/22 国立新美
カサット展 6/25~9/11 横浜美
オルセー蔵ガレ展 6/29~8/28 サントリー美
★日本美術
福井県美展 1/16~2/16 横浜そごう美
勝川春章展 2/2~3/27 太田記念美
勝川春章展 2/20~3/27 出光美
宮川香山展 2/24~4/7 サントリー美
江戸絵画 夢と空想 3/12~5/8 府中市美
ボストン美国芳・国貞展 3/19~6/6 Bunkamura
安田靫彦展 3/23~5/15 東近美
若冲展 4/22~5/24 東京都美
(注目の展覧会)
昨年、西洋絵画が好きな人と会うたびにPRしていたのが‘カラヴァッジョ展’と‘ルノワール展’、15年ぶりに開かれるカラヴァッジョの回顧展、出品されるのは10点。西洋美の主催といっても10点は無理だろうと思っていたが、二桁にのせるとは!これは嬉しい誤算。2001年の12月、岡崎市美でみたときは7点、西洋美のがんばりは特筆もの。10点全部の情報はまだないが、追っかけ画の‘エッケ・ホモ(この人を見よ)’が入っていたので安堵している。新規作品のプラスαがまだあるのか、期待して待ちたい。
ルノワール展は本当にすごいことになりそう。オルセーとオランジュリーにあるルノワールを全部みせちゃうというのだから、多くのルノワールファンの心を鷲づかみすることは間違いない。その目玉があの‘ムーラン・ド・ラ・ギャレット’、この絵とワシントンのフィリップスコレクションにある‘舟遊びの昼食’がルノワールの最高傑作、開幕が待ち遠しい!
日本美術で最も期待しているのは太田記念美と出光美で開催される‘勝川春章展’、勝川春章の名は美人肉筆画の名手として、粋な江戸っ子たちには知れ渡っていた。どれだけ揃うか楽しみ。
昨年に引き続き回顧展が行われる若冲、今度は単独興業、まだみていない作品に何点出会えるか。‘動植綵絵’がメインデイッシュとなると、あまり出てこないかもしれない。はたして?
今年の干支は猿、若冲にいい猿の絵があった。