‘佐竹本三十六歌仙絵 藤原仲文’(重文 鎌倉時代 13世紀 京都・北村美)
‘佐竹本三十六歌仙絵’には特別の思い入れがあり、一点でも多くみたいと願っている。でも、この絵の追っかけはとても完成しない。サントリー美の展覧会であらたに一点が姿をみせてくれ、これまでみたものは37点のうち17点になった。
過去に‘佐竹本’を少しまとまった形でみる機会がいくつかあった。
★‘日本と東洋の美’(東博 1992年) ‘平兼盛’など5点
★‘歌仙の饗宴’(出光美 2006年) ‘小大君’‘紀友則’など9点
★‘特集陳列 佐竹本三十六歌仙絵’(東博 2006年) ‘小野小町’など4点
★‘森川如春庵コレクション’(三井記念美 2007年) ‘藤原敏行’
★‘もののあはれ展’(2013年 サントリー美) ‘藤原高光’‘源順’
‘徒然なるままに’さんが06年ご自身のブログで‘佐竹本’37点がどこの美術館あるいは個人に所有されているかをまとめられた。大変有難い情報で追っかけに利用させてもらおうと思っている。その貴重なリストによると個人の所蔵が多く16点を数える。このなかでお目にかかったのは画像に載せている‘藤原敏行’、‘藤原興風’、‘小野小町’、‘壬生忠見’の4点だけ。残りは大‘佐竹本三十六歌仙絵展’でもないかぎりみれそうにない。
対面の可能性があるのは美術館にあるもの。日本画の場合、常時展示されていないので美術館へでかけてもみれるという保証はないのだが、アバウトに狙いを定めている美術館は、
★京都・北村美 ‘藤原仲文’
★京都・湯木美 ‘在原業平’
★京都・泉屋博古館 ‘源信明’
★諏訪湖・サンリツ服部美 ‘大中臣能宣’
★広島・耕三寺博物館 ‘紀貫之’
まずは旅行計画のたてやすい京都の3つの美術館。ぼちぼち進んでいきたい。