マリナーズの岩隈がヤンキースとの試合で安定した投球をみせ勝ち投手になった。1回の表にマリナーズ打線が好きなように打ち大量7点をとってくれたから、岩隈にとっては楽な展開、いつものようにボールを丁寧に低めに集め2ホームランによる2失点に抑えた。これで5勝目
マリナーズは現在、西地区の3位で勝率5割には2つ負け越しているが、昨年よりは調子がいい。投手陣の柱が昨日登板したエースのヘルナンデスと岩隈。この先発2人の投球内容がとてもよく、両リーグの投手のベスト50(防御率のいい順)の上位にランクされている。アリーグの投手を上からいい順番に並べてみると、
1 ヘルナンデス(マリナーズ) 1.53 5勝2敗
2 バックホルツ(レッドソックス) 1.69 6勝0敗
3 岩隈(マリナーズ) 1.84 5勝1敗
4 バーランダー(タイガース) 1.93 4勝3敗
7 黒田(ヤンキース) 2.31 5勝2敗
12 レスター(レッドソックス) 2.72 6勝0敗
13 ダルビッシュ(レンジャーズ) 2.73 6勝1敗
防御率1点台はアリーグでは4人、ナリーグを含めても10人しかいない。そのなかに岩隈がはいっているのだから、これはスゴイ。また、黒田が7位(全体では15位)、そしてダルビッシュが13位(25位)。今年は日本人投手3人がいずれも好調で勝ち星を順調にあげ、大リーグの一流ピッチャーと堂々と競い合っている。じつに頼もしい。
3人はともに背が高く、アメリカや中南米出身の投手と較べても体格的に見劣りしない。黒田も岩隈もコントロールがよく投球術に優れている。そして、ダルビッシュは150キロ台のストレートと切れのいい変化球で三振の山を築く。この調子でいくと3人とも勝ち星がどんどんふえていく感じ。登板するすゲームをみるのがとても楽しみ。
明日はダルビッシュがタイガースのエース、バーランダーと投げ合う。強打者カブレラをどうやって抑えるか、わくわくしてきた。