ジャイアンツのホームサンフランシスコで行われたWシリーズ第3戦はロイヤルズが3-2で勝ち2勝1敗とした。今日の一戦はハラハラドキドキの好試合だった。
ロイヤルズは1回表先頭打者のエスコバルがジャイアンツの先発ハドソンからいきなりレフトオーバーの二塁打を放ちチャンスをつくると、3番ケーンのセカンドゴロで1点を入れた。敵地で先制点をもらったので先発のガスリーは気合のピッチング、5回までジャイアンツに点を与えない。
6回ロイヤルズにまたチャンスがめぐってきた。エスコバルがヒットで塁に出るとPS6試合ヒットのなかった2番のゴードンがセンターオーバーの2塁打、これで貴重な追加点が入った。さらに4番のホズマーは左打者封じのために交代した左腕に対し11球も粘り最後はきれいにセンター前に打ち返しさらに1点、これで3点のリードとなった。
その裏ジャイアンツが反撃し2点入れ最後まで緊迫した展開となったが、ロイヤルズのブルペン陣がしっかり1点差を守り、敵地での初戦に勝利した。
この試合ロイヤルズの堅い守備が随所にでた。ハイライトは2回、内野安打で出塁した5番ペンスは果敢に盗塁をしてきたが、キャッチャーのペレスは矢のような送球でこれを阻止した。これは唸らせるプレー、2年連続オールスターに出場したペレスは今や大リーグを代表する捕手のひとりに成長している。流石、ペレスという感じ。
もうひとつこの回いいプレーがでた。ライトを守るケーンはイシカワの強いライトライナーをスライディングしながら好捕、野手がこういうファインプレーをしてくれると投手は助かる。ほかにも二塁のインファンテや一塁のホズマーのいい守備もとびだした。本当にロイヤルズの内野手、外野手の守備は鉄壁。そのすばらしいプレーに感激しっ放し。
今日はスタメンをはずれた青木、早くヒットを打ちたいだろうがあせることはない。明日も2番はいいところで打ったゴードンだろう、だから代打がまわったときチームの勝利に貢献するバッティングを期待したい。