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Channel: いづつやの文化記号
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ポリーニの神業ピアノ演奏に乾杯!

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今年、わが家のクラシック音楽コンサートホールで大ブレイクしたのは3月
23日に亡くなった(享年82)イタリア人ピアニスト、ポリーニ。これま
で一枚もなかったポリーニのCDを4~6月にかけてブックオフに足繫く通い
蒐集した結果、現在は16枚を数えクラシック全体のなかでも大きなウエー
トを占めるようになった。内訳は、ベートーヴェン(5)、ショパン(7)、
シューベルト・シューマン(3)、リスト(1)

ショパンについては、有名なピアニストが演奏したものではなくクラシック
ファン向けに売り出された‘ピアノソロ名曲集’などに入っているものを聴いて
おり、耳に馴染んだ曲想を楽しんでいたが、ベートーヴェン、シューベルト、
シューマン、リストははじめて聴くものばかり。だから、ポリーニのお陰で
ピアノソロの世界がぐーんと広がった。

CDに挿入されている専門家の解説文を読みながら曲の評価を自分なりに感じ
ているが、ベートーヴェンでは‘17番 テンペスト’と後期の‘30番’、
‘31番’、‘32番’に200%嵌っている。これが高く評価されている‘ポリー
ニのベートーヴェン’か、とその凄さを噛みしめながら聴いている。遅まきな
がらポリーニ狂の後ろのほうにつけたことを喜んでいる。

大きな感動はベートーヴェンだけでなく、シューベルトとシューマンのピア
ノ・ソロでもあった。この2人の作曲家はもちろん知っているが、CDコレク
ションにないため、曲のメロディラインがでてこない。ところが、ポリーニ
の演奏でこれまでのイメージががらっと変わり、シューベルトの‘16番’、
‘さすらい人幻想曲’、シューマンの‘1番’、‘幻想曲’に大変魅了された。ベート
ーヴェン的なところもあるが、二人の独自性もしっかり聴ける。ポリーニに
感謝々である。

今年も拙ブログにおつきあいいただきありがとうございます。
皆様良いお年をお迎え下さい。  


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