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Channel: いづつやの文化記号
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映画‘マルサの女’のDVDゲット!

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練馬区美と東芸大美でお目当ての特別展をみたあと、久しぶりに秋葉原のブ
ックオフに寄ってみた。頭にあったのは先日亡くなったポリーニのCDでいい
ものがあれば買うつもりだったが、その前に日本映画のコーナーで並んでい
るDVDをざぁーっとみていた。すると、伊丹十監督の大ヒット作‘マルサの女’
(1987年)がひょいと出てきた。‘犬も歩けば棒に当たる’である。嬉しさ
が腹の底からこみ上げてくる。値段をみると6800円。即購入した。

3年前、お気に入りの名作映画をできるだけ多く揃えようと中古DVDの購入
をはじめたとき、わりと早く‘マルサの女’が見つかった。でも、値札をみると
なんと8900円!この頃中古DVD相場についての情報がなかったので、手
に入れたい気持ちはすごく強いがこの値段はちょっと高すぎるのでひとまず
パスすることを選択した。あとから考えるとこの選択は悔いが残るものとな
った。それ以降、地元の横浜と都内のブックオフをいろいろまわって二度目
のチャンスが来るのを粘り強く待っていたが、まったく市場にでてこない。
だから、半分諦めていた。

家に帰って、本多俊之が演奏するサックスから流れてくる小気味のいい
テーマソングに酔いしれながら夢中になってみた。おもしろい場面や役者の
セリフはだいたい覚えているが、何度観ても良くできた脚本に感心させられ
る。とくに印象深いのは伊東四朗が扮するパチンコ店の親爺がウソ泣きする
場面と査察官統括の花村(津川雅彦)がラブホテルの経営者、権藤(山崎努)
からお金もうけの極意を教えてもらうところ。

‘○○の女’シリーズでお気に入りは‘マルサの女’と‘マルタイの女’。この2本が
手に入ったので次のターゲットは‘タンポポ’。果たして、いつ幸運の女神が
微笑んでくれるだろうか。


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