今日セントルイスで行われたカージナルスとの交流戦で黒田は6回2/3を投げ3失点にとどめ勝ち投手になった。これで4勝目。
マー君、ダルビッシュ同様、黒田が登板する試合はBS1で8割方放送してくれるので、毎回みている。ところが今年の黒田のピッチング内容はあまりよくない。前回のときはあと一人抑えれば勝ち投手になるという場面で痛いホームランを打たれて逆転を許してしまうなど、これまで登板した試合はピンチになったとき、抑えるのと打たれるのと半々のことが多い。昨年の前半は見事に抑えきってチームの勝ちに貢献することを度々目にしたから、今の投球内容はいまひとつスカッとしない。
今日の試合も3回まではなんとかゼロにおさえたが、4、5、6回に1点ずつとられた。味方打線が3番エルズベリーの活躍などで4回までに7点とってくれたので勝ちはついたが、本人は6回2アウトまでいきながらヒットを打たれ失点をしたあと降板したことを悔やんでいるにちがいない。6回をほぼ投げて3失点ならクオリティースタートを達成しているので監督の目からするとよく投げてくれたということになるが、黒田自身は反省点のことで頭はいっぱいだろう。
ヤンキース・サムライトリオの一人、イチローは今日も先発出場、ここ数試合はよく使ってもらっている。ただ、バットは湿りがち、この試合は4打数でノーヒット、犠牲フライを期待された場面ではセカンドゴロに打ち取られたのが痛い。打点をあげるおいしいところで1本がでないのが気になる。
今年のイチローのバッティングは昨年までと明らかに異なる。それは投手の投げる球種をよく見極めており、難しい球にはバットをださず、四球を選んでいること。先発で出場する機会が極端に減ったので一打席々を大切にしているということが手にとるようにわかる。
以前のイチローはあんな難しいボールに手を出さず四球で出塁すればいいのにというのがよくあった。こういう打席が今は消えた。とにかく投手にボールを多く投げさせ、じっくり仕留める、あるいは四球を選ぶことを一番に考えている。これが3割を打てている最大の要因。これからはやはり体力との戦い、疲れを残さずいい状態で試合にでてくれれば3割はキープできる。頑張れ、イチロー!