年末は20日を過ぎてからが忙しい。まず年賀はがきづくり、1ヶ月前
CANONのプリンターを買い替えたので印刷する際はがきのセットの仕方
が変わった。だから、慎重に操作した。上手くいき、ホットした。そのあと
散髪をし、昨日がクリスマスイヴでミニパーティ。わが家は隣の方が鶏肉が
ダメなため、ステーキが定番のコース。ワインもいただく。今年は山梨産の
赤ワイン(ちょっと甘口)にした。今や日本のワインは世界の品評会で高く
評価されるようになってきたから、いつもいつも高価なフランスやイタリア
製を飲むこともないかなと頭が切り替わった。
食後にクリスマス用に販売されたショートケーキを美味しくいただいた。
小さい頃はクリスマスケーキをみんなで切り分けて食べるのが、一番楽しい
ひと時だった。でも、今は小さめのケーキでも甘いのが重く感じるように
なった。久しぶりのケーキなのでぐっと美味しいはずなのにそうでもなく、
以前とは舌の感覚が変わってきた感じ。ケーキを家で食べるのはクリスマス
のときだけ。これは以前からそうなのだが、新型コロナウイルスの感染が
広がる前は年間に何回か宴会に出席するのでケーキを食べる機会があった。
でも、今は宴会そのものが無い。また、昨年はホテルのランチビュッフェに
出かけ最後のスイーツに手をだしていた。それも今年は1回もなし。だん
だんケーキと縁がなくなるような気がしてきた。
今年のクリスマスは例年と違うことをして過ごした。昨日から往年の名ソプ
ラノ歌手、ミレルラ・フレー二(知っている人は知っている)のCD‘わが母
の教え給いし歌’を繰り返し聴いた。ヘンデルの‘オンブラ・マイ・フ
(なつかしい木蔭)’、シューベルトの‘アヴェ・マリア’、ブラームスの‘子守
歌’、グノーの‘アヴェ・マリア’、、、心は清められる思いでクリスマスに流
す音楽としてはもってこいかもしれない。来年以降、恒例の演出として定着
しそう。
今年はキリストの誕生を祝う絵はラ・トゥールの‘新生児’にした。これは
2016年マドリードのプラドで開催された大回顧展で巡りあった。宗教画
ぽくなく、普通の生まれたばかりの赤ちゃんが描かれているのがじつにいい。