ブックオフで購入しているのは本と映画のDVD。ここの商品はほかにも
音楽のCDなどもあるが、今は専ら本と映画に絞っている。現在、映画につ
いては理想のコレクションに近づきつつあり、180本くらいたまった。
過去に見たお気に入りの映画がその中心だが、これにある映画雑誌で特集し
ていた‘映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト201!’(2007年)
に選ばれて気になるものを加えている。もともとコレクターの趣味はないの
で数をべらぼうに増やすことには関心がない。
昨年の春DVDの再生機を購入したので、手元に残っていた音楽のCDが
これで聴けるようになった。数は14枚。全部ジャズで12枚がマイルス・
デイビスで残りはビル・エヴァンスとウエザー・リポート。以前はジャズ
はもっと多くあり、クラシック音楽のCDもマーラーを熱心に揃えていた。
今は昔とちがってYouTubeがあるので音楽は手っ取り早く楽しめる。
そのため、CDで聴かなくてもいいかなと思っていた。でも、最近気持ち
が変わってきた。
本や美術関連の図録、DVD、CDを一緒にして置き場所の調整をしてい
たら、CDの収まる場所が均衡した(違和感がなく安定した気分になるこ
と)。こうなると、久しぶりにマイルス・デイビスを聴いてみるかとなる。
これまではすぐ取り出せなかったから、聴こうというインセンテイブが働
かなかった。My画家本づくりの作業をしながら、1時間以内で終わる
ロック風の名曲‘オン・ザ・コーナー’と1908~15年無敗を誇った黒人
初のヘビー級ボクシングチャンピオンを唄った‘ジャック・ジョンソン’、
そして2枚組の‘ビッグ・ファン’を聴いた。
長いこと音質のいい音楽を聴いてなかったのですごく新鮮だった。新しい
ジャズ・フユージョンで新風を吹き込んだこの頃のマイルスは本当のスゴ
イ。リズミカルで歯切れのいいトランペットの演奏に聴き惚れた。そして、
それに即興で応じる才能豊かな若手もすばらしい、ウエイン・ショーター
のソプラノ・サックス、ハービー・ハンコック&チック・コリアのエレク
トリック・ピアノ、ジャック・デジョネットのドラム。
ブックオフに今度はジャズやクラシックのCDをもとめて足を運ぶことに
なりそう。