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Channel: いづつやの文化記号
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美術館に乾杯! ギャルリーためなが

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     ビュフェの‘サーカス’(1955年)

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       ビュフェの‘サクレクーレ’

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       ルオーの‘磔刑’(1935~40年)

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       キスリングの‘緑色の花瓶の花’(1935年)

絵画や彫刻、やきものなどの工芸をみることを大きな楽しみにして毎日をす
ごしているが、そうした美術品をじかにみる場所はほとんどが美術館やお寺。
古美術店とか画廊に通ってもやきものや浮世絵、西洋絵画、日本画と接する
ことができる。でも、ここは美術品の購入が目的のコレクターたちがでかけ
るところだから、今のところ縁がない。そのため銀座にたくさんある画廊に
ついて知っているのは日動画廊だけ。

昨年夏、なにかの拍子で日動画廊から7分くらい歩けば着くギャルリー
ためながでベルナール・ビュフェ(1928~1999)の回顧展を行って
いることわかり、足を運んだ。名前はすでにインプットされていたが、場所
に関する情報がないため知る人ぞ知る有名な画廊なのだろうというイメージ
がふわっと頭の中に残っていた。じっさい訪問してみると予想以上にいい感
じの画廊。多くの顧客がついていることを直感した。

ここはビュフェと長い付き合いがあるようでいい絵をたくさん所蔵している。
2010年目黒区美であったビュフェ展に出品された‘サーカス’は縦2.6m、
横2.9mの大作、こんな見ごたえのあるサーカスの絵があったのか!息を
呑んでみていた。‘サクㇾクール’は銀座でみたもの。ビュフェの風景画に大変
魅了されているので、この絵とか‘サンジェルマン・ロクセロワ教会’をゆった
りした気分でみてしまう。ユトリロの絵の前にいるときと似た感情がわきお
こる。

ルオー(1871~1958)とキスリング(1891~1953)について
もそれぞれの回顧展でみる機会があり、ギャルリーためながのコレクション
の幅の広さに感心させられた。パナソニック汐留美でお目めにかかったルオー
は‘磔刑’、‘聖顔’など4点、こんなにもっているの!という感じ。キスリング
の‘緑色の花瓶の花’もすばらしい花の絵。


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