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Clik here to view. コロセウムの上にあるサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂
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Clik here to view. ‘ユリウス2世墓碑’(1505~45年 サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂)
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Clik here to view. ミケランジェロの‘モーセ’(1513~45年)
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Clik here to view. ‘レア’(1542年頃)
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Clik here to view. ‘復活のキリスト’(1519ー21年 サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ聖堂)
ローマでミケランジェロ(1475~1564)というとツアーのコースにも入っているシスティーナ礼拝堂の天井画をすぐ思い浮かべるが、これは画家としての作品。では本業の彫刻はローマでは何がみれるのか。全部で5点ある。
サン・ピエトロ大聖堂の‘ピエタ’はこの前紹介した。もうひとつすごいのがある。それはどのミケランジェロ本にも載っている有名な‘モーセ’。お目にかかれるのはコロセウムの上のところにあるサン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂。ミケランジェロをコンプリートするには欠かせない必見ピースなのでタクシーを飛ばして聖堂に駆けつけた。
1505年ユリウス2世から依頼された墓碑は当初の構想からかなり縮小されたものとなりほかの彫刻家たちの助力を得て1545年完成した。ミケランジェロがつくったのは‘ユリウス2世墓碑’の下段に設置されている‘モーセ’と両サイドにいる‘ラケル’(左)、‘レア’(右)の3体のみ。
高さ2.35mもある大きなモーセ像で強く目に刻まれるのは頭にはえた角と長い々顎ひげ、腕の筋肉のリアルな表現をじっとみていると映画‘十戒’でモーセを演じたチャールストン・ヘストンとダブってくる。また会ってみたい。
もう1体はドーリア・パンフィーリ美とパンテオンのちょうど中間あたりに建っているサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ聖堂に飾ってある‘復活のキリスト’。2年前この別ヴァージョンが三菱一号美に登場したのは記憶に新しいところ。この聖堂の前の広場ではベルニーニの案によるオベリスクを支える象の彫像と遭遇した。この象には‘ミネルヴァのひよこ’というかわいい名前がついている。