今年も残り3ヶ月となり、でかける予定の展覧会は少なくなってきた。前半はミュシャの‘スラブ叙事詩’やブリューゲルの‘バベルの塔’、アルチンボルトなど西洋絵画が美術ファンの心を奪ったが、後半は日本美術が断然輝いている。
今日から京博で‘国宝展’がはじまり(11/26まで)、東博では大運慶展(11/26まで)が行われている。そして、西でも東でもこの秋は浮世絵の展覧会が充実している。すでにみたものを含めざっとあげてみると、
★‘深川の雪と吉原の花’ 7/28~10/29 岡田美
★‘鈴木春信展’ 9/6~10/23 千葉市美
★‘北斎~富士を超えて~’ 10/6~11/19 あべのハルカス美
★‘北斎とジャポニスム’ 10/21~1/28 西洋美
まわりにいる浮世絵が好きそうな人には岡田美と千葉市美で展示してある歌麿の傑作‘吉原の花’と春信の美人画を見逃さないように言っている。二人の美人画をみれば西洋画ではマネとルノワールの女性画を存分に楽しんだようなもの。アクセスがちょっと悪いがそれでもでかける価値がある。
大阪で話題の北斎展がもうすぐスタートするが、北斎は東京でも登場する。21日からはじまる西洋美の‘北斎とジャポニスム’、ともに未見の北斎に何点遭遇するか、西洋美がつくるチラシには作品の情報がないがはたしてどんな北斎に出会えるか、サプライズに期待したいところ。。
これに対して、あべのハルカス美では狙いの作品は決めてある。美術館は天王寺駅にすぐそばにあるらしいが、天王寺で降りたことはないので、京都からどういう風にいくのが一番早いのかあれこれ調べている。やはり、四条烏丸から阪急で梅田まで出て、そこから地下鉄御堂筋線に乗り換えるのがベストルートだろうか。