来週から東近美で‘竹内栖鳳展’(9/3~10/14)がはじまるので、忘れないうちにローソンで前売り券(1100円)を購入した。買ったのは一枚。前期・後期のどちらか、いの一番の追っかけ画があるほうへ出かける作戦。
で、美術館のHPで出品リストをみてみた。すると、予想の2倍くらいすごい回顧展であることがわかった。そのため、チケットをもう一枚手に入れることにした。赤丸の絵はチラシに載っている‘金獅’、この絵は通期展示される。リストにはほかにもびっくりする絵があった。
それは‘おぼろ月夜’、この作品は展覧会そのものは体験してないのだが1989年に日本橋の三越で開かれた‘昭和の日本画100選展’の図録(発行 朝日新聞社)で絵の存在を知った。竹内栖鳳(1864~1942)はこれと‘城外風薫’の2点が選ばれている。
じつはこの図録が近代日本画のバイブル、ここに載っている作品を20数年追っかけてきた。これまでみたの85点。そこにやっと‘おぼろ月’が加わることになった。この絵が東近美の回顧展には出てくることは想定してなかった。というのはこれは個人コレクションだから。ところが、リストをみると京近美の所蔵になっていた!?
所有者が京近美に売却したのか寄贈したのか、あるいは寄託しているのか、栖鳳は京都の画家だからこの絵をもっていた(いる)のは京都在住の人かもしれない。そうすると美術館に寄贈したということも十分ありうる。
いつかみたいと願っていた‘おぼろ月’(通期の展示)、ようやく対面が実現する。この絵の出現で展覧会に対するテンションがぐっと上がってきた。