ロイヤルズとの交流戦に好投しチームの4連勝に貢献した前田健太
前田健太の所属するドジャーズは現在ナリーグ西地区で首位を走っている。今日のロイヤルズとの交流戦には4連勝がかかっていたが、先発したマエケンは5回を1失点でのりきりチームの勝利に貢献した。これで勝ち星は7になった(4敗)。
2年目のシーズン、先発の一角を任されてスタートしたマエケンだったが、ピッチング内容は悪く、4月は序盤に大きく失点することが多かった。そのため、ロバーツ監督(母親は日本人)の信頼をえられず先月は先発から外れてリリーフ陣に配置転換されてしまった。
ただ、この変更は先発復帰への道が閉ざされてというのではなく、ここ4試合はまた先発に戻ってきた。ここでのピッチング内容によってオールスターゲームのあとの後半戦のローテーションに入れるかどうかが決まる。だから、マエケンは必死に投げていた。前回の登板では球のキレがよくなく3回で降板したため、今日また打ち込まれると先発復帰は先送りになるところだった。
大事な試合を気迫で5回を投げきり好投したので、ほっとした。次の登板からはまたローテーションに入ることになりそう。ドジャーズはナリーグで勝率が.670と一番高く、この勢いでレギュラーシーズンを進んでいくとワールドチャンピオンの有力候補になる。まだ早いが、アリーグのアストロズかレッドソックスとワールシリーズを戦うのではないかと予想している。
マエケンがポストシーズンで脚光を浴びるためには先発陣で3番目の成績を上げないと登板の機会はない。だから、今のピッチングからさらにレベルアップしないとそのチャンスはめぐってこない。いっそうの頑張りを期待したい。