今月の21日まで上野の森美で行われる‘デトロイト美’と会期が多く重なった東京都美の‘ゴッホとゴーギャン展’で人気抜群のゴッホがおおいに目を楽しませてくれた。そして、嬉しいことに今年もゴッホの傑作がやって来る。
それは東京都美で開催される‘ボストン美名品展’(7/20~10/9)、日本の美術館とは特別に相性がいいボストン美、2,3年前にも世田谷美にモネやゴッホが登場したが、今度は東京都美、情報はまだ少ししかないが曽我蕭白などの日本画も西洋絵画の名画も一緒に披露するようだ。
その西洋絵画の目玉がゴッホ、なんと‘郵便配達夫ルーラン’と‘ルーラン夫人’がペアで展示される。印象派が好きだから日本で行われたボストン美の名画展は欠かさずみてきた。図録も揃っているのでどの絵が出品されたかはおおよそファイルされている。
‘ルーラン夫人’は確か3度目の来日だと思うが、旦那の‘郵便配達夫ルーラン’のほうは日本にやって来るのははじめて。ボストンが所蔵する印象派とポスト印象派で画集に載っている有名な絵はほとんど公開されたのに、最後まで残っていたのがこの‘郵便配達夫ルーラン’。
この絵は現地ではじめてお目にかかったときはその見事な姿を立ち尽くしてみていた。ゴッホが描いた肖像画のなかではこれがNO..1、だから、美術館はなかなか貸し出さない。昨年横浜美であったカサットの回顧展に出品された‘桟敷席’同様やっと貸し出しOKがでたという感じ。
2015年11月にボストン美を訪問したときはサージェントやホーマーをみるのに忙しかったため印象派の部屋はパスしたので、東京都美ではじっくりみるつもり。