今ロイヤルズの青木がPSで大活躍しているが、青木同様大リーグで通用すると思われるバッターがオリックスの糸井(31歳)、昨日パリーグの全日程が終了し、糸井の首位打者が決まった。打率は.331、立派な成績。
糸井は左膝を負傷したので、ラストの楽天との2試合を欠場した。楽天には打率2位につけている好打者の銀次がいる。そこで4日(土)の試合ではオリックスの森脇は当然のように投手にストライクを投げささず、銀次は5打席連続敬遠。いつもの選手のタイトル獲得をサポートするための四球作戦である。
これにたいして、楽天ファンは大ブーイング、でも、これははじめからわかっているのだから、嫌な目にあいにわざわざ球場に足を運ぶほうがどうかしている。それにもし銀次と糸井の順序が逆だったら、アホ星野は同じように敬遠を指示する。そのとき、ファンは応援している楽天の投手に‘糸井と勝負しろ!俺たちは好打者の競い合いをみたいのだ’と大声で叫ばないだろう。誰だって銀次に首位打者になってもらいたい。
日本のプロ野球は相変わらずこんなもの。昔からちっとも変わらない。プロ野球全体が体育会系の体質が大勢を占め、そしてファンの情緒的な気持ちがあるかぎり、この露骨な敬遠はなくならない。日本の野球を楽しんでいるのであれば、こんなことは常識として腹に吞みこむ。もし、こういうプレーをみたくなければ大リーグ観戦にシフトすればいいだけのこと。これは野球の楽しみ方の問題。
アホ星野が最終戦後のセレモニーでまた馬鹿なことを言っている。最下位だというのに‘中途半端に4位、5位じゃおもしろくない。思い切って最下位からまたみなさんを喜ばせよう’。この男はオリンピックでメダルを獲れなかったときもそうだったが、ファンにたいする接し方が一から十まで横着。素直に頭を下げない。これだから嫌われる。
今年、不振続きの楽天、大リーグならとっくに監督を解任されている。終盤に7連敗し最下位。こんな無様な戦い方なのに口だけは達者でまわりを偉そうに威圧する。昨年日本一になったのはマー君と銀次ががんばったからで監督の采配なんて小さなもの。
能力の低さは今年の最下位が証明している。マー君が抜けて優勝は無理にしろ、いい監督ならまあAクラスは確保する。それができないのはコーチ陣との結束、選手とのコミュニケーションがうまくいってないため。自分の能力を過信しているからこんなことになる。所詮この男は普通の監督、ただ、長く監督をやっているというだけ。そして、最後はいつも勇退にはほど遠いみじめな終わり方をする。