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Clik here to view. 雪村の‘龍虎図屏風’(右隻 部分)
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Clik here to view. ‘龍虎図屏風’(左隻 部分)
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Clik here to view. 曽我蕭白の‘船中八仙図屏風’(右隻 部分)
東博へ出かけるときはルーチンとして‘東博ニュース’を手にいれることにしている。この小冊子には特別展のお楽しみポイントなどが書かれているのでチラシを補完するものとしてとても役に立つ。今回はこれから開催される特別展のことがでており、来年1月にアメリカの美術館の所蔵する日本絵画コレクションの里帰り展があることがわかった。
それは‘クリーブランド美名品展’(1/15~2/23)、クリーブランド美は質の高い西洋絵画のコレクションで有名だが、美術本にはちょくちょく日本の絵もでてくるので、いつかこれらの里帰り展が実現すればいいのにと、アバウトに思っていた。それが本当に叶うのだから腹の底から嬉しくなる。
出品作のなかに是非とも入っていてもらいたいのが‘夢の日本美術里帰り展’(拙ブログ11/10/1)でとりあげた雪村の‘龍虎図屏風’、この絵の存在を02年にあった‘雪村展’(山口県美)で知って以来、いつか対面できることを夢見てみた。はたして期待に応えてくれるだろうか。ミューズへの祈りはラファエロ前派だけでなく雪村も加えることにした。
クリーブランド美にいい日本絵画があることを実感したのは京博であった曽我蕭白の回顧展(05年)。このときアメリカのコレクターが所蔵する名品がいくつも展示された。ボストンにあるものや今月21日からはじまる‘ファインバーグ・コレクション展’(江戸東博)にも出品される‘宇治川先陣争図’、そしてクリーブランドの‘船中八仙図’、、
また、雪舟展(京博 02年)でもこの美術館が所蔵する花鳥画にお目にかかったことや琳派展でみた渡辺始興の‘燕子花図屏風’も記憶している。
来年の名品展の会期は1ヶ月プラス数日とちょっと短いが、里帰り展のいいところは頻繁に展示替えのあるサントリーとちがって一度足を運べば全部みれること。だから、今は日本美術関連の展覧会は東博が行うビックな特別展と一年に一回くらいの頻度で登場する里帰り展が一番の楽しみになっている。クリーブランドのコレクションもおおいに期待して開幕を待ちたい。