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Channel: いづつやの文化記号
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京都・大坂の雑感と展覧会情報!

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2年ぶりに訪れた京都・大坂ではこれまでと異なる体験がいくつかあった。
それは交通機関に関すること。前回京都で美術館めぐりをしたときはJRを
使って嵐山の福田美へ行き、見終わったらまたJRで京都駅まで戻り、次の
目的地である大阪ヘ移動した。2017年、北斎展をみるためあべのハル
カス美へいったときも同じパターンでJRで大阪駅までいき環状線に乗り
換え天王寺駅で下車した。

今回も京都→大阪→京都と二都物語だったが、JRはいっさい乗らず、替
わって地下鉄と阪急電鉄を利用した。京都で地下鉄に乗るのは久しぶりだ
から、はじめは動きがどうしてもぎこちない。でも、京都ではスイカが地
下鉄でも使えるので徐々に慣れ首都圏を移動している感覚になってくる。
京都市京セラ美は烏丸線で烏丸御池まで行き、そこで東西線に乗り換え
東山で降り、歩いて15分くらいで着いた。

新しい試みは大阪への移動でもある。四条河原町から出ている阪急電鉄に
乗ること。これには大きな勘違いがあった。東山で東西線に乗り烏丸線の
烏丸に行く。そのあとは始発の四条河原町まで歩き、そこで阪急電鉄に乗
り込む。頭の中はこういう流れになっていた。ところが、烏丸に着いたら、
阪急電鉄の案内がでていた。四条河原町の次の駅が烏丸なのである。わざ
わざ始発の駅まで歩いて行くことはなかった。これで時間がだいぶ節約で
きた。特急に乗ると終点の梅田駅まで40分くらいで着いた。1時間くら
いかかったJRに比べるとかなり早く大阪に行けることがわかった。

☆大阪・京都の人は親切で尋ねなくても行先を教えてくれる!
梅田に到着して地下鉄御堂筋線に乗り換えるとき、下りのエスカレーター
で‘御堂筋線はどっちかな?’とつぶやいたら、隣のレーンに乗っていた中年
の女性が‘これを下りて右に進むとあります’と教えてくれた。これには思わ
ず頭を下げた。何年か前にも別に尋ねたわけでもなく首を左右に動かし‘ど
っちかな?’とつぶやいたら、30代くらいの女性が‘こっちです’と手で示
してくれた。大阪の人は本当に親切で人懐っこい。

京都に戻って北の端にある上賀茂神社へむかうため、烏丸線に乗り北山で下
車した。ここからは④のバスに乗るの目的地まで行けるのだが、そのバス停
がどの出口から出たところにあるかわからず、うろうろしていた。すると、
柔和な顔をしたシニアの女性に‘どこへ行かれますの?’と逆に尋ねられた。
‘上賀茂神社です’というと、‘この出口を上がられるとあります’と教えてくれ
た。果たして、タイミングよくバスがやって来た。京都の人はいつも多くの
観光客に接しているので、迷っている観光客にはつい親切になるのかもしれ
ない。流石、観光都市、京都である。

京都市京セラ美で来年も京都旅行を強く促す展覧会のチラシをみつけた。
4/19~6/15の同じ会期で京博では‘日本、美のるつぼ’、奈博では‘超 
国宝ー祈りのかがやき’が開催される。そして、京都市京セラ美では今年の
村上隆展に続いて‘草間彌生 版画の世界-反復と増殖ー’が登場する。大阪
の情報はまだないが、三都物語が楽しめるかもしれない。


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