ヤンキースの先発2番手をまかされている黒田が本日の対オリオールズ戦に登板して、6回1/3を2失点に抑え勝ち投手になった。
今年40歳になる黒田、この年齢になってもまだヤンキース先発陣を支えているのだから本当に立派。前回の登板では2失点としっかりクオリティスタートをはたしたのに打線の援護がなく敗け投手になってしまった。今日のオリオールズ戦の同じような展開だったが、6回までに4点とってくれたから、勝星がつく可能性は高かった。
でも、黒田がマウンドを降りたあとのブルペンは今年からクローザーの指名された投手が早くも故障したので安心はできない、が、なんとか2点差を守ってくれチームに勝利をもたらした。黒田の勝ちは昨年の8/12以来のこと。後半戦黒田は勝ち投手から見放されていたから、この1勝は嬉しいだろう。
現在DL入りしているマリナーズの岩隈を除いて、日本人先発投手はマー君、ダルビッシュ、黒田がともに勝ち星を一つあげた。4人には15勝くらいを期待したいが、はたしてどうなるか。勝利数への関心も高いが、それよりもっと楽しみなのが日本人投手の同士の投げ合い。
マー君が加わったことでこうした対戦が昨年以上に多くなる。いずれ先発に戻ってくる岩隈とマー君は日本では楽天でチームメイトだったが、アメリカでは競い合うことになる。そして、ダルビッシュ VS マー君も大リーグファンをおおいに沸かせる、はたしていつごろ実現するだろうか。もし二人の対決がヤンキーススタジアムでのゲームだったら、NYへ日本人ファンがどっと押し寄せるかもしれない。
先発陣といえば、メッツの先発枠に残れなかった松阪、マイナーでのスタートとなったが、なんとかメジャーへ戻ってきてもらいたい。そして、同じくシカゴカブスのマイナーで投げることになった和田、二人を熱く応援したい。