ヤンキースのイチローが対アストロズ戦の3試合目で先発に起用され、2本のヒットを放った。このヒットがいずれも得点にからみチームは3連敗をまぬがれ4-2で初勝利をおさめた。
3回に打席がまわってきたイチローはライトで8番、なんとも軽い扱われ方だが残念ながらこれが今のヤンキースでも評価。次のバッターが大リーグにはじめて昇格したルーキーだから、打つことで期待されてないも同然、こういうときイチローは燃えるものがあるのだろう。軽打でショートの横を抜る左前ヒット。このあと1番のガードナーのタイムリーヒットでホームにかえった。
7回の3打席目、2アウトからランナー無しで打席に入ったイチローはアストロズの替わった右ピッチャーから今度は左中間に見事な2塁打。やっぱりイチローは‘もっている’ところを見せつける。2本もヒットを打てば、監督もイチローの打撃力を見直さざるをえないだろう。
ヤンキースの打線は滑り出しは予想外によくない。レッドソックスから移ってきたセンターのエルズベリーはまだヒットがなく今日は先発を外れた。外野の先発を争うソリアーノもバットが振れてない。そうしたなかでイチローは俺はいつでも打てるよとばかりに存在感をアピール。
明日のぶブリュージェイスとの初戦は待望のマー君の先発。他の投手が投げるのだったら、イチローは先発から外されるところだが、マー君のことを考えはじめからライトかレフトを守らせるのではないかと思う。マー君がいいピッチングをしてイチローが好打でチームの勝利に貢献する。思い通りにいくと楽しいが、果たして。