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Channel: いづつやの文化記号
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予想通りダメだったダルビッシュ!

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Img    ワールドシリーズで2度もKOされたダルビッシュ

ワールドシリーズはアストロズがドジャースを破り初のワールドチャンピオンになった。どっちが勝ってもおかしくなかった今年のWSだが、勝利の女神はハリケーンで大きな災害に見舞われたヒューストンの人々を元気づけようとアストロズに味方した。

アメリカの野球ファンはこの結果をひそかに望んでいただろうが、日本の大リーグ好きは最後の大一番にダルビッシュをおくりだしたドジャースの勝利を信じていたはず。第3戦では2回でKOされたダルビッシュは今度はいいピッチングをして勝利に貢献してくれるだろう、そのためにレンジャースから移籍してきたのだから、と

ところが、また2回でKOされた。前にも書いたが、ダルビッシュはやはり大舞台に弱い。もうどうしようもなく気が小さく、予想した通りの結果になかった。ドジャースはダルビッシュにまんまと騙された。ダルビッシュが大きな試合では度胸がないことを知らなかったのだろう。そして、熱く燃えないピッチャーであることも。

ヤンキースのマー君がポストシーズンで2度好投して男をあげたのに、ダルビッシュの評価はガタ落ち。本人はドジャースでやりかえしたいと言っているが、ドジャースは再契約にまちがいなくNGをだす。200%愛想をつかしたにちがいない。

大リーグの投手を評価する言葉として3つある。‘超スゴイ投手’、‘好投手’、‘大リーガー投手’、ダルビッシュはこの分類でいうと‘好投手’、‘超スゴイ投手’ではない。真にスゴイ投手なら3戦でのKOを帳消しにするいいピッチングをして大喝采をうけているはず。それができずまた2回でKOされるのだから、エースの名だって返上しなければならない。

ではどうしてこんなぶざま結果になったのか。原因はダルビッシュの野球に取り組む姿勢にある。彼はよく‘自分は大リーグに特別の憧れがあって来たのではない’という。これに対し、マー君はPSでヤンキースの窮地を救うすばらしいピッチングをしたとき‘PSで活躍したくて日本からやって来た’とWSで投げたいという熱い思いを吐露している。そして、自分のもっている技を信じ渾身の力でいい仕事をなしとげた。この姿にNYのファンは熱狂する。

ダルビッシュには自信と誇りが感じられない。得意のスライダーがうまくいかなかったのでストレートを投げたとか、技術的なことをあれこれいう。そういうことだったかもしれないが、こういう大一番ではそれをのりこえて気力をふりしぼってなんとしても勝つんだ、ファンの声援に応えるんだという強い気持ちで打者に立ち向かうのがエースの役割。ダルビッシュからはそんな気迫が伝わってこない。それが一番の問題。

‘WSで勝つという目標ができた’なんて今頃言ってるようではファンからも仲間の選手からも好かれない。これでは‘じゃあー、お前は単にバッターを打ちとるために腕をみがきその勝負に勝つためにマウンドにあがっていたのか、ゲームに勝ってお客さんを喜ばせることはどうでもよかったのか’と言いたくなる。

こんなサイボーグのような投手のパフォーマンスにファンは感動しない。ダルビッシュは心を入れかえないとダメ。日本の大リーグファンの関心はダルビッシュから離れ大谷の活躍に向かっている。


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