You Tube キーシン ラフマニノフの‘ピアノ協奏曲2番’
最近はYou Tubeでクラシック音楽を聴くのが日課のようになっている。相当長い期間クラシックから遠ざかっていたので、どの曲もすごく新鮮!
今You Tubeで聴いているのは比較的短い時間で楽しめる協奏曲などで交響曲はパソコンの前に1時間近くもいるのはしんどいのではずしている。そのなかでピアノ協奏曲のお気に入りを演奏者をいろいろ替えて聴いてみた。
世の中に大勢いる筋金入りのクラシックファンは演奏会に度々足を運び、また同じ曲のCDを交響楽団や指揮者、あるいはピアニストを替えて何枚も揃えているだろうから、誰の演奏がベストかわかっているはず。こういう人たちにはとてもかなわないのだが、今回同じようなことをYou Tubeで少し体験し、名の知れたピアニストの演奏でも出来映えには歴然とした差があることがよくわかった。これはYou Tubeの大きな効用。
これまで主だったピアノ協奏曲はだいたい聴いているが、集中的に聴いてやはりこれが一番いいなというのは次の3曲。
★ラフマニノフの‘ピアノ協奏曲2番’
エフゲニー・キーシン 2000年BBCプロムス
★ショパンの‘ピアノ協奏曲1番’
スタニスラフ・ブーニン 1986年N響
エフゲニー・キーシン ズビン・メータ指揮イスラエルフィル
★ベートーベンの‘ピアノ協奏曲5番 皇帝’
マウリツィオ・ポリーニ 1993年アバド指揮ベルリンフィル
キーシン(1971~)は今年46歳、若い頃から知っているが、別格扱いのポリーニ(1942~)とアルゲリッチ(1941~)を横におくと今はこの人が最高のピアニストではないかと思う。ラフマニノフの2番もショパンの1番もじめて聴いたが腹の底からしびれている。
昔ビデオ録画したN響との共演を何度も聴いたブーニン(1966~)のショパンの1番、これがYou Tubeで楽しめるのは有り難い。ブーニンはこのとき20歳、うっとりしながら聴いている。
元気がでるのがベートーベンの皇帝、これをポリーニ(当時51歳)が弾いてくれるのだからたまらない。もう完璧な演奏。毎日聴いている。